状態メール通知の設定 ヘルプ
この機能の目的は、
一般のユーザーが管理者に対して、
ルーターの状態を簡単に報告できるようにすることです。
ルーターの状態は、
syslogや設定やルーティングテーブルの情報など多岐に渡ります。
これらを一般のユーザーに調べてもらうことは難しいため、
ルーターがこれらの情報を自動的に収集し、管理者に電子メールで通知します。
この機能を利用する手順は次のようになります。
- 管理者はあらかじめ、
SMTPサーバーのアドレスや通知する情報の種類を設定しておきます。
- 障害が発生したときなど、管理者がルーターの状態を知りたいときには、
ユーザーに連絡してWWWブラウザでルーターにアクセスしてもらい、
トップページを開いてもらいます。
- 画面が開いたら、左側の"レポートの作成"という囲みの中にある
"作成する"ボタンを押してもらい、
続けて"実行"ボタンを押してもらいます。
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2.1. 状態メール通知機能の設定
次の手順で設定します。
- 左のメニューから"状態メール通知"を選択します。
- 設定項目を入力します。
詳細は2.2.を参照してください。
- ページの一番下の"登録"ボタンを押します。
- 入力した内容を確認する画面を表示しますので、
内容に間違いがなければ再び"登録"ボタンを押します。
- 登録が終わると「状態メール通知の設定は正常に反映されました」
というメッセージが表示されます。
- 状態メール通知機能
... この機能を使用するかどうかを決める設定です。
"使用しない"を選択した場合にはメールは送信されません。ただし、
この場合でもレポートをファイルに保存することはできます。
- メールサーバー
... 送信時に使用するSMTPサーバーのIPアドレスまたは
ドメイン名を入力してください。
- 送信元メールアドレス
... 送信するメールの送信元となるメールアドレスを入力してください。
- 送信先メールアドレス
... メールを受け取るメールアドレスを入力してください。
最大4件まで登録でき、
登録したすべてのメールアドレスにメールを送信します。
- 通知内容
... "標準"を選択した場合、
取得できるすべての状態をメールで送信します。
一方"警告のみ"を選択した場合、
警告だけを含む簡易な内容のメールを送信します(本文全体で250文字まで)。
送信先を携帯電話に設定するときには、"警告のみ"を選択してください。
"警告のみ"は以下の内容のメールが送信されます。
Model: |
機種名(例: RTX1000) |
Revision: |
リビジョン番号(例: Rev.8.01.01) |
Name: |
"snmp sysname"コマンドで設定した名前(例: Router等) |
Location: |
"snmp syslocation"コマンドで設定した文字列(例: Center等) |
- サブジェクト
... 送信するメールのサブジェクト(題名)を設定します。
- タイムアウト時間
... SMTPサーバーに接続できないときのタイムアウト時間を設定します。
- 通知カテゴリ
... "すべて通知"を選択しておくと、
取得できるすべてのカテゴリを通知します。
なお、各カテゴリで通知する内容と、
CUI(コンソール設定)のコマンドとの関係は次のとおりです。
インターフェース |
show status lan1〜3
show status bri1
show status pp
show arp
show ipv6 address
show ipv6 neighbor cache
|
ルーティング |
show ip route
show ipv6 route
show ip rip table
show ipv6 rip table
show status ospf database
show status ospf neighbor
show status ospf interface
show status ospf virtual-link
show status bgp neighbor
|
VPN |
show ipsec sa gateway
show status pptp
|
NAT |
show nat descriptor address all
|
ファイアウォール |
show ip connection
show ipv6 connection
show ip intrusion detection
|
設定内容・ログ |
show environment
show config
show log
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状態メール通知機能は、ボタンの操作だけで、
大量のデータを含むメールを送信できるものです。
設定の間違いやお客様の運用方法によっては、
大量の迷惑メールを送信する可能性があります。
運用方法を確認するとともに、
下記の点に注意して設定をしてください。
- メールの送信先については、
メールを受信する許可をいただいているメールアドレスを設定してください。
特に、メーリングリストなど多くの方が利用するメールアドレスについては、
注意して設定してください。
- 携帯電話のメールアドレスを設定する場合には、
"警告のみ"にチェックをしてください。
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